宮本常一とあるいた昭和の日本〈11〉関東甲信越〈1〉

宮本常一とあるいた昭和の日本〈11〉関東甲信越〈1〉宮本常一とあるいた昭和の日本〈11〉関東甲信越〈1〉
田村 善次郎 宮本 千晴

農山漁村文化協会 2010-09
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奥利根…都丸十九一、佐渡小木岬…姫田忠義伊豆大島宮本常一筑波山風土記…渡部武、伊那路をゆく…姫田忠義、小笠原―開け行くBONIN ISLANDS…姫田忠義山古志村…須藤功、秩父―峠を越えて…三輪主彦・野村矩子 ほか

日本観光文化研究所から昭和63年まで刊行されていた「あるくみるきく」という雑誌が再編成され、農文協から満を持して復刊されたので第一弾を購入した。同研究所は宮本常一が所長を務めていて、同氏のところへ集まってきた若者たちが日本各地に送り出され、そこで体験したこと、感じたことを綴るという形式。なので、旅のガイドブックというよりは紀行文といった雰囲気が強い。
この関東甲信越〈1〉の中では、小笠原諸島山古志村を扱った2つが特によかった。どちらも昭和45〜46年の記事。山古志村の方は、読みながら地元を思い出した。