もの食う人びと
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ミンダナオ島の話は、南方での日本軍によるカニバリズムが終戦後にも続いていた、少なくとも可能性があるということにまず驚いた。戦争中のカニバリズムを扱ったものはもはや古典である「野火」や最近だと「終戦のローレライ」などがあったが、おそらく一度食べてしまうともう理性だけでそれを中断させるのは厳しく、降伏などの外的要因がないと続けてしまうものなのかと感じた。
ポーランドの元大統領は清貧・粗食を旨としていてあまり肉を食べず酒もたばこもやらないらしい。そのような常に自制するような生活をおくってきた後だと、テレビを見ながらお菓子を食べることもなんらかの罪悪感を感じるようになるのかもしれない。社会主義国家の元首領としてはめずらしいのではないか。むしろヒトラーは菜食主義者で酒もたばこもやらなかったとか。