北越雪譜
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著者は雪で名高い北越塩沢の人.諸国の人々に越後の雪を主題とし,それに付帯した風俗習慣を伝えんとした.出版には馬琴,京伝等が関係し,当時天下の奇書として圧倒的な人気を博したという.しかも今日これを見れば単に風土記的な興趣のみならず,科学的随筆とも称すべく,また方言研究の重要資料でもある.
雪国の様子が描かれている。雪が風流だと考えている"暖国"の連中に北国の雪の恐ろしさ、怖さというものをこれでもかというほど見せつけていてとてもいい。
角栄以後冬のライフラインは画期的に改善されたが、しかしながら降る雪が画期的に変わったわけではない。北越雪譜にあることの本質は、まだ変わってないだろうと思う。