伊豆の踊子
伊豆の踊子・温泉宿 他四篇 川端 康成 岩波書店 2003-09-18 売り上げランキング : 215275 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
旧制第一高等学校に入学した川端康成(1899‐1972)は、1918(大正7)年秋、初めて伊豆に旅をして、天城峠を越えて下田に向かう旅芸人の一行と道連れになった。ほのかな旅情と青春の哀歓を描いた青春文学の傑作「伊豆の踊子」のほか、祖父の死を記録した「十六歳の日記」など、若き川端の感受性がきらめく青春の叙情六篇。
とりあえず伊豆の踊子だけ読みました。身も蓋もない言い方をすればロリコン文学ですが、両者の会話をほとんど書かずに雰囲気を伝えるのはさすが。風景描写もきれい。川端流「美しい日本」が感じ取れます。
今の年齢で数えれば18と14だから、まあありといえばありか。