ユーラシア胎動―ロシア・中国・中央アジア

ユーラシア胎動―ロシア・中国・中央アジアユーラシア胎動―ロシア・中国・中央アジア
堀江 則雄

岩波書店 2010-05-21
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多極化する世界の中で、いまユーラシア全体が一つの地域として沸き立っている。中国の爆発的な経済発展、ロシアのエネルギー資源外交の展開、中央アジア諸民族の台頭、そして国境を越えるヒトとモノの奔流……。現地取材を重ねたジャーナリストが、この広大な一帯に吹く変革の風を伝え、そのダイナミズムの意味を考える。

中央アジアと、そこへの中国、ロシアの関わりを主に書いた本。著者は元々赤旗の記者で、アメリカ・西欧・近代資本主義に対する対抗軸としてユーラシアという概念を持ち出したいらしいのだが、そのあまり上海協力機構を礼賛したり、中ロの対テロ戦争は容認したり、微妙。