湿原〈下〉

湿原〈下〉湿原〈下〉
加賀 乙彦

新潮社 1988-10
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恐ろしい冤罪に耐える和香子と雪森を救うため、奔走する若き弁護士阿久津純。1969年2月11日の二人のアリバイが立証され、無罪の判決に至るまでに 10年近くの年月が流れた。和香子は述懐する―監獄の現実は監視し管理し命令し密告し人間を家畜みたいに取り扱うと。今、和香子は雪森の故郷北海道根室に彼を追う。この土地で二人で生きるために…。人間の魂の救済と愛を描く力作長編。

冤罪で逮捕されるも、なんとか無罪を勝ち取ることができ読んでいてほっとした。