決定版 日本のいちばん長い日

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半藤 一利

文藝春秋 2006-07
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昭和二十年八月六日、広島に原爆投下、そして、ソ連軍の満州侵略と、最早日本の命運は尽きた…。しかるに日本政府は、徹底抗戦を叫ぶ陸軍に引きずられ、先に出されたポツダム宣言に対し判断を決められない。八月十五日をめぐる二十四時間を、綿密な取材と証言を基に再現する、史上最も長い一日を活写したノンフィクション。

半藤一利の最高傑作。8月14日の正午から15日の正午までを、1時間刻みに章立てして書いている。これが書かれた昭和40年には、まだ多くの関係者が残っていたんだなあと改めて感じる。戦後65年たった今ではもう書けないだろう。
阿南陸相が自刃する前、「米内を切れ」と言ったというのは驚いた。