戦後日本漢字史

戦後日本漢字史 (新潮選書)戦後日本漢字史 (新潮選書)
阿辻 哲次

新潮社 2010-11
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昭和20年、日本にやってきた占領軍は、何千という文字を使いこなさなければならない漢字を「民主主義」の障害と考え、国語のローマ字表記を提案した。その後、漢字の使用を制限した「当用漢字表」、使用の目安へと転換した「常用漢字表」を経て、29年ぶりに刷新される「改定常用漢字表」まで、「書く」文字から「打つ」文字となった変遷を辿る日本語論。

戦後すぐの頃の漢字制限主義が面白い。