民法改正: 契約のルールが百年ぶりに変わる

民法改正: 契約のルールが百年ぶりに変わる (ちくま新書)民法改正: 契約のルールが百年ぶりに変わる (ちくま新書)
内田 貴

筑摩書房 2011-10-05
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日本が西洋諸国と伍していくための国家戦略として明治期に制定された「民法」。企業間の取引から日常的な売買にいたるまで、われわれの経済活動の最も基本的なルールを定めたこの法律が、いま百年余りの時を経て抜本改正されようとしている。なぜ現在、こうしたルールの変更が求められているのか。具体的に何がどう改正され、それによって私たちの生活にどんな影響がもたらされようとしているのか。市場の世界化を見据えた契約法モデル策定の最新動向を、第一人者が平明に説く。

同時期にちくまと岩波から民法改正をテーマとする新書が出されたが、まずちくまのほうを読んでみた。
日本だけではなく、EUやアジアなどの民法事情も紹介されていて面白い。カンボジアの契約法は日本の法律顧問が作成したとか。また、日本の民法典は簡潔に書かれすぎていて、条文を読んだだけでは知りたいことが分からないなど、なるほどなと思った。公務員試験の勉強をしていた頃を思い出しました。