百年前の日本語――書きことばが揺れた時代
百年前の日本語――書きことばが揺れた時代 (岩波新書) 今野 真二 岩波書店 2012-09-21 売り上げランキング : 1276 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
漱石が自筆原稿で用いた字体や言葉の中には、すでに日本語から「消えて」しまったものがある?──百年前の書きことばが備えていた、現代では思いもつかない豊かな選択肢。その後活字印刷がひろまり、「読み手」が急速に増大したことで、日本語はどのように変わったのだろうか。豊富な具体例を通じて描く、画期的な日本語論。
明治の頃の漢字表記の豊かさや、変体仮名など面白かった。