マークスの山

マークスの山〈上〉 (新潮文庫)マークスの山〈上〉 (新潮文庫)
高村 薫

新潮社 2011-07-28
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「マークスさ。先生たちの大事なマ、ア、ク、ス!」。あの日、彼の心に一粒の種が播かれた。それは運命の名を得、枝を茂らせてゆく。南アルプスで発見された白骨死体。三年後に東京で発生した、アウトローと検事の連続殺人。“殺せ、殺せ”。都会の片隅で恋人と暮らす青年の裡には、もうひとりの男が潜んでいた。警視庁捜査一課・合田雄一郎警部補の眼前に立ちふさがる、黒一色の山。

学生時代に講談社文庫版で読んだはずなのだが、話の筋から何から全部忘れていて自分の記憶力のなさにがっかり。
合田シリーズ第一作だが、一番サスペンス色が強い。どんどん人が死ぬのでおそろしい。
ところで、高村薫新潮文庫は、整理番号が11くらいまでいった後に、晴子情歌でいきなり30番台になったんですが、何かその間を埋めるものが今後予定されているのだろうか。