街道をゆく〈17〉島原・天草の諸道

街道をゆく〈17〉島原・天草の諸道 (朝日文庫)街道をゆく〈17〉島原・天草の諸道 (朝日文庫)
司馬 遼太郎

朝日新聞社 1987-01
売り上げランキング : 50799

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

島原の乱(1637年)が大きなテーマになっている「島原・天草の諸道」。島原半島を歩き、戦場の原城跡で思索を重ねる。親子二代で暴政を敷いた島原領主、松倉重政・勝家親子については「ごろつき」と容赦がない。
天草・本渡では延暦寺の樹齢五百年の梅に魅せられ、夜の闇にうかぶ梅の花のが幻想的に描写で描かれる。一揆に強い同情を持ちつつ、無理やり参加させられた人々のことにも思いを馳せる旅となった。

島原や天草には年明けにも行ってみたいと思い、手に取った。旅行に行く前に、その地域の「街道をゆく」を読むのが最近の習性になっている。島原の乱について多く書かれている。