民主党前原氏を考えつつ、坂の上の雲について
民主党新代表の前原氏は、司馬遼太郎「坂の上の雲」と城山三郎「落日燃ゆ」が愛読書であるとか。好きな分野がかぶってます。
「坂の上の雲」は実家に帰っているときに暇だったので、地元の図書館で借りて読んだ。昔中学生の時に読んだときははしょりながら読んだが、今回はかなり一言一句を追って読むことができた。時間があったし。
司馬史観の集大成とも言える本書であるが、その史観の是非はともかくとしてやはり超大作であることに間違いはない。それから、やはり戦争は悲惨であると思う。203高地を取るために消耗された命も、原爆でなくなった命も、カチンの森のポーランド軍将校の命も、やはり本質的なところに置いては変わらない。方法とそこに至る過程が違うだけで。みたいなことをいろいろと考えながら読んでました。