南米での資源国有化の流れ

ベネズエラは以前からやっていたが、ボリビアもついこの前天然ガスを国有化宣言したし、エクアドルも国有化こそしないものの施設の接収を始めた。
日本という目から見れば直接的な影響は少ないものの資源の安定供給という意味では無関係ではない。またこの流れを受けて原油価格が更に高騰することも予想される。
また世界全体を見ると、欧米は伝統的に南米からのエネルギー供給が多く欧米は日本とは比較にならないほどの動揺が広がると予想できる。またエネルギー需要が高まる一方である中国がベネズエラボリビアに接近しているという情報もある。特にボリビアとは軍事交流も含め急速に接近しており、中国の南米におけるプレゼンスがこれまで以上に高まるといえる。
というところで何故南米で左派民族主義が勃興しているのかというところなのだが、要は反米を中心軸として集まっている集団である気がする。ちょっと厳しいことをいえば、貧困の原因をアメリカに転嫁し反米を唱えさえすれば民衆がついてくるという構図があると思う。もちろん貧困の背景には米国資本の搾取があることは否定できないと思う。しかし国有化することで本当に富の再分配機能が現在以上に働くのか考えると疑問である。欧米にもっていかれていた資源が今度は中国に持っていかれるだけではないのかという気がする。
ということを面接でエネルギーに関してのネタにしようかと思ったのだが、なんかあまりうまくない気がする。まぁ来週まで必死にネタ探しをします。