子午線の祀り・沖縄―他一篇

子午線の祀り・沖縄―他一篇子午線の祀り・沖縄―他一篇
木下 順二

岩波書店 1999-01
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勝敗を決するものは、人知の限りを尽くした人力と、いま1つは人力を超えたなにものかの力-『平家物語』を題材に緊密に組立てられた代表作「子午線の祀り」は作品そのものも、過去5度にわたる公演も大きな評判を呼んだ。作者の大きなテーマの1つ「沖縄」と「群読」という独自の朗読形式の実験作「龍が見える時」を併収。

子午線の祀り」は平家物語のうち壇ノ浦の合戦をテーマとした作品。「沖縄」は、戦後占領下の沖縄離島をテーマとし、本土との関わり、さらには那覇との関わりも包含していて興味深かった。