薩英戦争 遠い崖2 アーネスト・サトウ日記抄

薩英戦争 遠い崖2 アーネスト・サトウ日記抄薩英戦争 遠い崖2 アーネスト・サトウ日記抄
萩原 延壽

朝日新聞社 2007-10-10
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1863年夏、薩英戦争は始まった。砲火をまじえるまでの幕府・薩摩との交渉。翌年のイギリス、フランス、アメリカ、オランダの四ケ国連合艦隊が下関遠征にいたるまでの駆け引き。そして、通訳官という、交渉の最前線に立つサトウが克明に綴った息詰まる従軍の記録と、そのなかで出会った倒幕派伊藤博文井上馨との交友。英国公使オールコックの本国召還と、パークス着任までの日英両国の動きを追う。

第2巻は薩英戦争から4国連合艦隊の下関砲撃まで。途中でサトウの日記の写真が出てくるのだが、候文の日本語で書かれている部分があり驚いた。当時の英国本国と日本との間は電信がなく、船で運ばれる報告、指示により進められていたため、現場の人間は大変だったのだろうなと思う。