アウシュヴィッツは終わらない―あるイタリア人生存者の考察

アウシュヴィッツは終わらない―あるイタリア人生存者の考察アウシュヴィッツは終わらない―あるイタリア人生存者の考察
プリーモ・レーヴィ 竹山 博英

朝日新聞社出版局 1980-01
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ファシズムユダヤ人である著者は、24歳でナチに捕えられ、死の収容所で1年余を過ごす。そこで見たものは、肉体と精神の両者を破壊する「悪」であり、収容者もその悪に加担せざるを得ない事実だった。「人間」と「歴史」を問う古典。

休戦を読んだ後に、その前段階の本書を読んだ。本来は順番が逆なのだが。
収監されてからソ連軍に解放される直前までが書かれている。人間性が徐々に失われていく様は読んでいて恐ろしい。