2011-03-05 坂本龍馬 読書 坂本龍馬池田 敬正 中央公論新社 1965-06売り上げランキング : 516152Amazonで詳しく見る by G-Tools 倒幕のための薩長連合を画策し、統一国家のビジョンをもちながら、維新の夜明けをみずに刺客の兇刃に斃れた龍馬は、幕末志士の中でもっとも異彩を放っている。長刀から短刀へ、つぎにはそれをピストルにかえ、さらに「万国公法」を愛用する時期へと、みずからを変革していった三十三年の生涯は、たえず維新の歩みを先取りした先駆者の一典型である。奇略奇想に富み、果敢な行動力を示して「曠野の猛獣」といわれた彼の全貌を描く。 坂本龍馬の評伝だが、半世紀も前の本で唯物論的史観が随所に顔を出す。