取り替え子

取り替え子 (講談社文庫)取り替え子 (講談社文庫)
大江 健三郎 沼野 充義

講談社 2004-04-15
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国際的な作家古義人の義兄で映画監督の吾良が自殺した。動機に不審を抱き鬱々と暮らす古義人は悲哀から逃れるようにドイツへ発つが、そこで偶然吾良の死の手掛かりを得、徐々に真実が立ち現れる。ヤクザの襲撃、性的遍歴、半世紀前の四国での衝撃的な事件…大きな喪失を新生の希望へと繋ぐ、感動の長篇。

レイトワークを順番に読んでみようと思い立ち、まずは第一作目。
モデル小説としても面白いそうだが、そもそも伊丹十三を知らないのでよく分からない。後半になればなるほど手が止まらなくなる。