ワイマル共和国―ヒトラーを出現させたもの

ワイマル共和国―ヒトラーを出現させたもの (中公新書 (27))ワイマル共和国―ヒトラーを出現させたもの (中公新書 (27))
健太郎

中央公論新社 1963
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ワイマル共和国史は、第一次大戦後からナチスが政権を取るまでのドイツの歴史である。「史上最大の民主的憲法」をもつこのワイマル共和国がわずか十四年あまりで潰えざるを得なかったのはなぜか。そしてその中から、ナチスのような怪物が出現した原因はどこにあるのか。この十四年の不幸な時代の歴史を担ったエーベルト、グレーナー、ローザ・ルクセンブルク、ノスケ、シュトレーゼマン等々の人間像に焦点をあてつつ、その解答を試みる。

第一次大戦敗戦からナチスが政権をとるまでの概説書で、きわめてわかりやすい。以前よんだシャイラーの第一巻と内容は同じはずなのだが、よく整理されていてとても良い。これぞ新書といったところ。