地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減

地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書)地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書)
増田 寛也

中央公論新社 2014-08-22
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このままでは896の自治体が消滅しかねない―。減少を続ける若年女性人口の予測から導き出された衝撃のデータである。若者が子育て環境の悪い東京圏へ移動し続けた結果、日本は人口減少社会に突入した。多くの地方では、すでに高齢者すら減り始め、大都市では高齢者が激増してゆく。豊富なデータをもとに日本の未来図を描き出し、地方に人々がとどまり、希望どおりに子どもを持てる社会へ変わるための戦略を考える。藻谷浩介氏、小泉進次郎氏らとの対談を収録。

増田レポート。896という数字が一人歩きしすぎだと思うが、世間に影響を与えていわゆる地方創成の流れを作り出したその影響力たるやすごいものがあると思う。霞ヶ関の本屋ではこれが横積みになってるし、そういう一部の業界ではめちゃくちゃ売れてるんだろうなと思う。
内容は、要は地方拠点都市に政策を集中させて、地方での防波堤にしよう、これからはコンパクト+ネットワークだなど、少なくとも理念部分は役所がこれからやろうとしてる政策をなぞっているだけに見える。特にこれが新機軸だというようなものは感じなかった。