1949年の大東亜共栄圏: 自主防衛への終わらざる戦い

1949年の大東亜共栄圏: 自主防衛への終わらざる戦い (新潮新書)1949年の大東亜共栄圏: 自主防衛への終わらざる戦い (新潮新書)
有馬 哲夫

新潮社 2014-06-16
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発掘資料をもとに描く、戦後の裏面史。敗戦後も、大本営参謀、軍人、児玉誉士夫らは「理想」のために戦い続けていた。反共活動、再軍備、政界工作……その活動はいつしか東アジア全体へと波及していく。

戦後の、山西省に残った「蟻の兵隊」や、台湾に渡った「白団」などを題材にしていて面白い。ただ、最後の結論が日本の現状批判に終わっていて、彼らが今生きていれば云々というところが残念。