村 百姓たちの近世〈シリーズ 日本近世史 2〉

村 百姓たちの近世〈シリーズ 日本近世史 2〉 (岩波新書)村 百姓たちの近世〈シリーズ 日本近世史 2〉 (岩波新書)
水本 邦彦

岩波書店 2015-02-21
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古くさい因習の共同体とイメージされがちな近世の村社会。だがこの時代、百姓たちは生産力の主な担い手であり、互いに支え合いながら田畑を切り拓いて耕し、掟を定めて秩序を保ち、時には国家権力にさえ物申す存在だった―。活力あふれる村の生活を丹念に追うことから近世日本に新たな光を当てる、画期的な一書。

甲賀の村を題材にしながら、近世の村社会がどのような生活だったのかを描いている。特に、一つの村で複数の領主に属する村は、年貢の割合が一人一人で案分されていたとか、具体的な話が書いてあって面白い。