街道をゆく 41 北のまほろば
街道をゆく 41 北のまほろば (朝日文庫) 司馬 遼太郎 朝日新聞出版 2009-05-07 売り上げランキング : 413390 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
縄文の昔は「まほろば」として栄えた本州最北端の地・青森を歩き、風土に即した生活とは何かを問う。太宰治が悲しき国と嘆いた津軽・南部・下北など、「けかち(飢饉)」に悩まされてきた地に、豊饒の歴史の鉱脈を探る。
津軽半島と下北半島を巡っている。今の職場に非常に関連があるので読んだ。
青森は、本州の北限で、ヤマセによる不作とか、農民の身売りとか、そういうイメージが先行しがちだが、著者は、北海道から見れば青森は「まほろば」だったのではないかとの仮説をたて、各地を回っている。