彼岸過迄

彼岸過迄 (新潮文庫)彼岸過迄 (新潮文庫)
夏目 漱石

新潮社 1952-01-22
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誠実だが行動力のない内向的性格の須永と、純粋な感情を持ち恐れるところなく行動する彼の従妹の千代子。愛しながらも彼女を恐れている須永と、彼の煮えきらなさにいらだち、時には嘲笑しながらも心の底では惹かれている千代子との恋愛問題を主軸に、自意識をもてあます内向的な近代知識人の苦悩を描く。須永に自分自身を重ねた漱石の自己との血みどろの闘いはこれから始まる。

最近夏目漱石が面白く感じてきたので読んだ。最後が明るい形で終わるのが良い。