パタゴニア探検記

パタゴニア探検記 (岩波新書 青版)パタゴニア探検記 (岩波新書 青版)
高木 正孝

岩波書店 2002-06-12
売り上げランキング : 830906

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

南米大陸の南端パタゴニア―本書は一九五八年に日本・チリ合同探険隊の未踏査氷陸地帯探険と処女峰アレナーレスの登頂の記録。登山家、心理学者であった著者の眼は探検記の中に卓抜した人間ドラマを描き出した。一九六二年マルケサス群島ヒヴァオア島沖で消息を絶った著者の遺稿。

日本とチリの合同探検隊が、チリ南部のアンナーレス山に登頂する記録。当時、欧米以外では異なる国同士の合同探検隊というのは珍しかったとか。装備を日本が、輸送・滞在費をチリが受け持つという分担で出発したようだ。お互いに違う文化圏で衝突し合いながらも、協力して最後山頂に立つ様子がすばらしい。