地の骨

松本清張の「地の骨」という小説を借りて読んだ。
私大の教授が、女におぼれたり裏口入学の斡旋をしたり権力闘争をしたりして、学生は学生で学生闘争に明け暮れ、みたいな残念な状況を描いた本。それなりには面白かったが。

あと、北杜夫の「輝ける碧き空の下で」というものも借りてきた。これは南米への日本人移民の話で、かなり大作であると思うのだが、北杜夫作品の中でもマイナーである。北杜夫の作品ははマンボウものも軽い感じで面白いが、「白きたおやかな峰」や「楡家の人々」みたいな小説もかなり良い。