岩倉使節団 遠い崖9 アーネスト・サトウ日記抄

岩倉使節団 遠い崖9 アーネスト・サトウ日記抄 岩倉使節団 遠い崖9 アーネスト・サトウ日記抄
萩原 延壽

朝日新聞社 2008-02-07
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絶頂期にあった大英帝国の「富強」の所以は何か。条約改正交渉には進展が見られなかったものの、岩倉らは旺盛な好奇心でイギリス各地を見学していた。都市に林立する工場群や各地を結ぶ鉄道網をはじめ、産業革命の一大先進国における景況は使節団一行の眼を打つ。一方サトウは、少なくともその私生活は、明治5 年初めの甲州路の旅以来、日光、西国巡遊と、旅一色の感がある。

岩倉使節団が英国で驚く様子など、おもしろい