悪霊〈1〉

悪霊〈1〉悪霊〈1〉
フョードル・ミハイロヴィチ ドストエフスキー 亀山 郁夫

光文社 2010-09-09
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最近わたしたちの町で、奇怪きわまりない事件が続発した。町の名士ヴェルホヴェンスキー氏とワルワーラ夫人の奇妙な「友情」がすべての発端だった…。やがて、夫人の息子ニコライ・スタヴローギンが戻ってきて、呼び寄せられるように暗い波乱の気配が立ちこめはじめる。

亀山訳は、人物ごとの会話文の差があまりなく、今だれがしゃべっているのか分かりづらい。そこをのぞけば一定程度読みやすいが。
カラマーゾフもそうだったが、読書ガイドと称する文章が巻末に収められている。あらすじを追うのにはいいのだが、蛇足のような感じも受ける。
途中まで読んだところでちょうどkindleが届いたので、さっそく裁断・スキャンして残りはkindleで読んだが、純粋に読むだけであれば紙ベースと変わらない視認性だった。