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毛沢東 五つの戦争」は、50年の朝鮮戦争、54年の台湾海峡危機、58年の金門島砲撃、62年の中印戦争、66年の文革をそれぞれ説明している。台湾との関係や中印戦争については、毛沢東の対内政策、対ソ連政策のために限定戦争が行われたと説明している。文革については広州での勢力争いの様子が書かれている。
「白団」は台湾軍の顧問として密航して現地で活動していた日本軍将校のことを書いている。昭和30年代までその活動が続いていたというのが驚き。
アレクサンドロス・・・」は大王の東方遠征を細かく書いていて分かりやすい。ペルシアの文化を取り入れて徐々にアジア化していく大王とマケドニア守旧派の争いがあったとか。そして大王の一番の過ちは、後継者を残さずに若くして死んだことで、そのために帝国は一瞬で分解してしまう。
そこのみにて光輝く」は中編で一気に読めるが、函館の風景がきれいに描かれていて良い。函館に住みたいと思わせる。